私に与えられた仕事って何なんだろう、、、?
お盆14日夕方に、お檀家さんの家で、そんなことを考えさせられる掛け軸を拝見しました(^^)/
一休宗純、亡くなる5年前の書。(真筆)
一代之守本尊ハ飯登
汁なり倹約を寿る
より家業越能くし
一盃飲みて祢多処
乃極楽也
文明八年 正月
僧一休
「人の一生を支えるのは、ご飯と汁です。
倹約をすることよりも、それぞれの人に与えられた仕事を全うし、
酒でも飲んで、寝たところが、極楽です。」
まず、この言葉からは、質素倹約、自分から節制を心掛け、日々精進するなんて、そんな形ばかりの実践はやめて、あなたに与えられた仕事をもっと全うしなさいよ。と言われているように感じました。
自由でありながら仏教一筋に生きられた、一休さんならではの仏教観が詰まったお言葉ですね(..)
だからこそ、一休さんは、87歳まで長生きが出来たんだと思いました(^^)!(ちなみに、室町時代の平均寿命が15歳なんだそうですよ。)
そして、なぜ松江市にこんな素晴らしいお軸があるのかは、、、。詳しく書くと大学の卒論くらいの長さになるので省略しますが、
簡単に書くと、松平不昧公の弟、松平衍親(のぶちか)が京都大徳寺でこの紙を頂き、それを俳人として親交があった、平田本陣の木佐春声(しゅんせい)に渡し、(中略)お檀家さんの手元へ渡ったそうです。ザックリ( ;∀;)
もともとは、掛け軸じゃなくて、屏風だったそうな。。
「家業を能くする」とは、自分に与えられた仕事を全うすること。。大人も子供も、男性も女性も、すべての人に当てはまる、この言葉に考えさせられました。
初心に帰り、今自分に託されているもの、やるべきこと、与えれていることを今一度考えなおそうと思います。
お酒でも飲みながら。。。(-_-)zzz