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インド仏跡巡礼行記8 世界遺産観光(タージマハル・アグラ城)

【3月12日(水)】
インド7日目の朝。

ガタンゴトン、ガタンゴトンと
寝台列車の部屋で、ぶるぶると震えながら起きました。

窓側2階には窓がなく、そして列車全体の温度を下げる強風エアコンが真上にあり、温度調整もできない。

この状況でカーテンを閉めると、、
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真上30センチの全力直下型エアコン。
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どうか、冷凍庫で一晩過ごした私を褒めてほしい。


毛布を天井に当ててみたり、
足を上げて防御してみたり、
反対方向を向いてみたり、
この状況を打破するために抗いましたが、、
全て失敗に終わりました。

この日は、意識がなくなるように眠りについたというわけです。

それも良き思い出です。



そして、インド旅行の終わりが見えてきてしまって、少し寂しくなった朝でもありました。。。こんなに刺激的な1週間は近年なかったもので。。
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朝のホームを見つめるトシくん。


大塚さんが、
「到着は7時半です。おそらく時間通りには着きませんので、遅れると思います。」
と言われました。

が!

到着が早まるというマサカがおきました!やば。
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乗車時と同様、停車時間2分間でみんな降りて全ての荷物を出してホームで待つという集団行動。急げーーー。


あれ、意外にスムーズ降りれた。団結力すご。


すると、到着時にも赤い集団がスーツケースを取りに来てるという再放送。
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ここでも値段交渉が始まりました。
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交渉成立。

てか、なんで頭にのせるんだろ??
スーツケース2個なら、転がせそうだなーとか思いつつ、バス停まで運んでもらいました。
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駅のキヨスクみたいな売店。
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2階から眺める駅のホーム。
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バスまで移動します。
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ちなみにパトナジャンクション駅から、
ツンドラジャンクション駅まで距離にして約820km。時間にして約13時間の乗車でした。
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松江駅から群馬県の高崎駅くらいの距離かな。


ツンドラ駅の周辺はまだ朝だったせいか、人も少なく閑散としていました。
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このままバスに乗り、今日宿泊するRadisson Hotel Agraまで。
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車で40分の距離。

宿泊するラディソンホテルで、朝食をいただきました。

朝食はカレー。
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そういえば、日本ではあまり食べないゆで卵を、やたら食べるようになったのはトシくんの影響。トシはインド食で1番うまいのはゆで卵って言ってた笑笑。黄身が小さいらしい。知らんし。


さて、今日はアグラ市内を1日観光ということで、すごく気軽な格好と気持ちで周りました。

最初に向かった先は、ホテルからバスで約10分の場所。
タージ・マハル。

テレビや写真で何度も見たことがあったけど、実際はどんなところなんでしょか。


バスの駐車場から、この大きいトゥクトゥクに乗り換えて門まで行きます。
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ゆっくんが撮ってくれた。なんか楽しそう。


そして、門前に到着。
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このお土産やさんで、笹部さんが帽子を買われたので、古い帽子を譲ってもらった。
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大切にします。日本に帰ったら縫おう。
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この写真、待ち受けにしよ。(撮影トシくん)



そして、
門前で渡されたのは、
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ペットボトル1本と、
タージマハルに入るときに靴に履かせる青い不織布。



ゲートをくぐってしばらく歩くと、、
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大きな建物が見えてきます。
右下は、新しい帽子の笹部さん。
その後ろは、知らないインドの方。

さて、これを抜けると見えて来ますよーー。
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少し見える。

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見えたー。

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世界ふしぎ発見とかでよく見てた建物。
タージ・マハルにやってきました。

突然ですが、ここでクエスチョン。

タージ・マハルは何の建物でしょうか?

正解は===お墓でした。
ムガル帝国第5代皇帝シャー・ジャハーンが、最愛の妃ムムターズ・マハルのために建てたお墓です。ムムターズ・マハルは14人目の子どもを産んだ直後に亡くなってしまうのですが、亡くなる直前、シャー・ジャハーンにいくつかの願いを残したと言われています。その中に、

・自分の死を忘れないでほしい
・子どもたちをしっかり育ててほしい
・立派な墓を建ててほしい
というような内容が含まれていたそうです。

 彼女の死に深く打ちのめされたシャー・ジャハーンは、このタージ・マハルという壮麗な霊廟を22年もかけて築き上げました。故にこの建物を「永遠の愛の証」などと呼んでいるそうです。


世の中の、妻子ある皆様は、どのように感じられましたでしょうか?



さて、ここでトシくんが、撮りたいものがあったようなので少しばかりお手伝いを。
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出雲人がおる。左が私。



お手伝いした写真がこれ!
↓これ、わかりますか?

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上が、10年前にインドにきた時のトシくん
下が、今回のトシくん。

ほぼ同じ画角!!

で、タージ・マハルの横に建ってる棒が2本増築されてたり、花壇ができてたり、10年の変化を知ることができる写真でもある。


この撮影した場所、結構人気のスポットみたいで、順番待ちして撮影した一枚!
やはりタージ・マハルは人気ですな。

良い写真。


もっとタージマハル近辺に行ってみました。
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すごい建造物だなーと関心。
シャー・ジャハーンが、タージ・マハルの建築を通じて、経済力とかを誇示しようとしてたのかしら。
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さて、昼食の時間。
バスで移動して近くのお店で昼食。
Masala Bistro Restaurantという北インド料理店。ここは北インドなので、どこもそうか。

はい、ここで

禁酒に終わりを告げました。
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結局、飲み物の中で、1杯目のビールに敵うものは無い気がする。

料理は、最初だけ写真撮って、後は記憶の彼方
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あれ、マトンだっけ?コルクだっけ?

ゆっくんが撮ってくれた写真。
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どういう状況か忘れたけど、トシくんがめっちゃうけとる。
私の右手がピーン。


お腹も満たされて、久々のお酒に少し酔いながら、次の観光地へ。


次は、バスで約10分。

アグラ城(Agra Fort)に向かいましたー。
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中を歩いて、
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中を歩いて、
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色々写真撮ったけど、、、


勉強不足でアグラ城って何か知らんかった。


▪️アグラ城(Agra Fort)は、ムガル帝国の都がアグラにあった頃(16〜17世紀)、政治・軍事の中枢だった場所。最初は14世紀頃に建設されたらしいですが、今の姿の基礎を築いたのはシャー・ジャハーンのおじいちゃん、第3代皇帝アクバルでした。素材は赤砂岩。
でもシャー・ジャハーンが後に内部を白大理石に改装したり、庭園を整備したりしているようで、アグラ城は代々の王たちの「理想の王宮」の集合体になっているようです。

そして、中にはこんな建物が
・ジャハーンギール宮殿:アクバルの息子・ジャハーンギールのために建てられた。
・モティ・マスジド(真珠のモスク):真っ白なモスク。王族のためのプライベート礼拝所。
・マクナ・マハル:女性専用エリア。
・ディーワーネ・アーム:面会や裁判などに使われた広間。
など。

そして、シャー・ジャハーン幽閉の舞台でもありました。

シャー・ジャハーンは晩年、息子アウラングゼーブによってクーデターを起こされ、このアグラ城に幽閉されてしまいます。タージ・マハルの建設とかで、お金と人を使いすぎて、息子が怒っちゃったんかな。。。
そしてアグラ城内の一室から、遠くにタージ・マハルを眺めながら、8年間の余生を過ごしたと言います。

タージ・マハルが「愛の象徴」だとしたら、アグラ城は「権力と孤独の象徴」って感じですかね。


てか、インドのえらい人ってすぐ幽閉するやん。


ということで、シャー・ジャハーン幽閉の部屋とタージ・マハルと
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ゆっくん(左)とトシくん(中)とインドの方(右)
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こういう感じでタージ・マハルみてたのかしら。。。

そして、突然素敵な光景に遭遇しました!!
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何も知らずに通りかかったエントランスフロアで、
透き通るような歌声が聞こえてきたんです。

そこには、気品ある二人の女性が、歌っていました。(3人に見えますが、後ろの方は多分知らない方)
私はその響きに心を奪われて、しばし足を止めてボー立ち。
みんなにはぐれて少し焦った。

あとで、この場所がかつて王を迎えるための空間で、歌や踊りでその到来を祝った場であったと知ったときに、うぉーすごー!となりました。
偶然の出会いでしたが、時を超えたような、心に残るひとときでした。しかし綺麗な歌声だったー、
印象的だったので書き留めておきます。


そして、幽閉されたリスを発見。
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かわいすぎる。
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逃げれるやん。


そして、
アグラ城に到着して、しばらくすると、お腹の調子が普段よりも悪くなってきました。。

多分、久々のアルコールと、お昼に出たアイスクリームかなと予想。

アグラ城のトイレに駆け込むと、
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紙がない。

それはもう慣れた。

シャワーもない。
水道の蛇口とバケツだけ。


これは、どうするんだ。。。

バケツから手で水をすくう?ん、その間に水こぼれますな。

カバンの中から何か紙に変わるものがないか探したけど、
パスポートとインドルピーしかなく、、、

決心して、手で水をすくって、お尻をふいてを繰り返して、ズボンもパンツもびしょびしょになりながら外にでました。

これの使い方の正解を知りたくて、大塚さんに聞くと、

なんと、

右手でバケツを腰に当てて、水をチョロチョロ下に流すんだそうです。
で、左手で受けて拭くという、
インド上級者向けのトイレでした。

帰国前に良い経験ができました。

ちなみにびしょびしょのズボンを乾かすために、しばらく走り回っていたことはいうまでもありません。
インドって、割とすぐ乾くんですよ。

さて、今日の観光はこれでおしまい。
帰りのバスで、
文谷さんからもらった7つ道具の一つ。
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不意の下痢に効くというトメダインを舐めてみる。
ありがとう、文ちゃん。
効いたとか、効かなかったとか、そういうんじゃないから。こういうのは。



さて、
ホテルに戻り、ルームキーを受け取るまでの間、、

そういえば、家族に何もお土産買ってなかったなーーと思っていたら、
ゆっくんが、ガンジス川で売っていたあの名もなきおもちゃを買っているではありませんか!
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ホテルの入口に座って売っているということで、
迷わず私も買いに行きました!!
ゆっくん、いくらだった??と聞いたら200ルピーとのこと。




さて私もレクチャーを受けて
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おーーー、すごい!


そして、値段交渉。
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指を3本あげて
300ルピーとおじさん。
いやいや、さっき200ルピーで買った子がここでカメラ持ってるのよ。。。


ここは、私もふっかけてみようと指を1本あげて
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100ルピーでどうや!!

だめだ200ルピーや。という交渉の末。
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結果、200ルピーでフィニッシュです。
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なんという品物かわかりませんが、娘は喜んで1日くらいは遊んでた、
と思う。


さて、部屋に入って、すんごい良い部屋。


インド最後のホテルは、5つ星ホテルでした。


ちなみに、夕飯までの間、希望者はアーユルヴェーダのスパ体験ができるという。

やーーーっ、
せっかくだから私も体験したかったけど、お腹の調子と、明日帰国の準備をしたかったので、辞めることにした、残念。なるべくいろんな体験をしたかったのに。。

トシくんは、体験しに行ってたーー。
すごい良かったってー。


私は、夕飯まで荷物整理しながら
とりあえず、テレビつけてみたらーー
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インド版 ゴット・タレントみたいな、オーディション番組やってた。

インドの歌を知らないようじゃ無理か。インドの歌は入れとかないと。


19時30分。
インド最後の夕飯。
夕飯はカレー。
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お腹は少し痛かったけど、思い残すことのないように、カレーもワインもいただきました。


夕飯のひととき、、、

ふとインドでの日々を思い出し、胸の奥がきゅっと寂しくなりました。

慣れないことも多く、不便さに戸惑う場面もあったけど、それ以上に心に残る学びがあり、多くの方々とお話しする中で、さまざまな考えや文化に触れることができ、とても楽しく貴重な時間を過ごすことができました。

そして、
ジャンベを叩く、めぐみ奥様。
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楽しそう。かわいい。

そして、
我らがトシくんとゆっくん。
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上を向いて歩こう。

センチメンタルになってる私へのメッセージかしら。ぽろぽろ。

拍手に包まれました。


この時、私のお腹は痛さがピークに達して、
大学でお薬の勉強をされているかなこさんに、薬をもらいに行くのでした。

すると、隣にいたかなこさんのお母さんマサエさんが、すぐにお腹痛いの飛んでいく薬をくれました。ありがとうございました。

夜は、ぐっすり眠ることができましたとさ。



そして、毎日恒例の最終日

トシくんが1番印象に残ってることは、、、


【トシの今日いち】


インドにて、
寝台列車、窓側2階は、冷凍庫。



もっとなんかあっただろうにww


おやすみなさい
明日、最終日ー。

by choumanji | 2025-05-03 08:00

島根県松江市にあるお寺です。永代供養・墓地相談・御祈祷などを承ります。


by 長満寺